ゲーマーズ!1巻 雨野景太と青春コンティニュー

 

 

 

  • あらすじ

趣味はゲーム。それ以外には目立った特徴もなく、かといって平凡な日常を愛していたりもしない、真の意味でのモブキャラぼっち高校生、雨野景太。そんな彼が突然、生徒会でハーレムを宣言したり、ゲームであっても遊びではないMMO世界に閉じ込められたりするわけでもなかったのだが…。「…私に付き合って、ゲーム部に、入ってみない?」学園一の美少女でゲーム部の部長、天道花憐に声をかけられるという驚くほどのラブコメテンプレ展開に遭遇。ゲーム好きな美少女たちとのラブコメの始まりかと思いきや!?こじらせゲーマーたちによるすれ違い錯綜青春ラブコメスタート!

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  • 感想

 ファンタジア文庫ラノベでよく紹介されているのを見かけ気になっていたこの作品。序盤から中盤にかけては、やはり登場人物やその関係の構築などがほとんどだったような印象ですが、中盤から終盤にかけてはまぁ、おもしろくキャラ同士の勘違いやすれ違いが加速していって、「どうしてそう解釈しちゃうのかな~」なんて思いながら、もどかしく感じたものです(笑)

 しかしながらも、勘違いをくり広げていくキャラの心情にも妙に納得してしまうので、ふしぎなものです。特に主人公のけいたの卑屈さはとても共感してしまいます(さすがにあそこまで卑屈ではありませんが笑)。そして、ヒロインにみんなそれぞれ違った良さがありますねぇ。アグリちゃんのノリの軽いギャルでありながらも芯のところがとても純真なところが良いギャップになっていますねぇ。千秋ちゃんのあの喋る時にシドロモドロになってしまうのは、可愛かったですねぇ。私も人見知りなので初対面の人に喋るのは苦手だし、十中八九噛んでしまうので頭の中で何度も会話をシュミレートするものです笑 そして何より今回、私が最も萌えたのが天道さんです。もう、このベタな恋する女の子の反応は大好きです。いい塩梅でツンデレでいて、けいたのことになると空回るポンコツなところとかとにかく最高でした!!

 そして今後の展開としてはこの面白い勘違いを継続させながらラブコメ要素も期待していきたいですね。特に天道さんと千秋ちゃんのヒロイン対決は本当に期待しています。ラブコメってやっぱり複数のヒロインが競い合って如何にして主人公との関係を進めていくかが醍醐味だと””は思っていますので(汗)

  • まとめ

 ラブコメ大好きの私としてはこういう典型的な展開ながらも飽きを感じさせない作風はとても好感が持てますので今後も楽しみにして行きたい作品です。

 

りゅうおうのおしごと!1巻感想

あらすじ

玄関を開けると、JSがいた――
「やくそくどおり、弟子にしてもらいにきました! 」
16歳にして将棋界の最強タイトル保持者『竜王』となった九頭竜八一の自宅に
押しかけてきたのは、小学三年生の雛鶴あい。きゅうさい。
「え? ……弟子? え?」
「……おぼえてません?」
憶えてなかったが始まってしまったJSとの同居生活。ストレートなあいの情熱に、
八一も失いかけていた熱いモノを取り戻していく――

のうりん』の白鳥士郎最新作! 監修に関西若手棋士ユニット『西遊棋』を迎え
最強の布陣で贈るガチ将棋押しかけ内弟子コメディ、今世紀最強の熱さでこれより対局開始!!

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このライトノベルがすごい!で1位を獲得していたことから、手にとったこちらの作品最初は「将棋か~、ハードル高いな~」なんてことを思いながら渋っていた私ですが、「まあ、1位なら」と購入に至ったわけですが(笑)

プロローグで桜の木の下で将棋をさすと言ういい感じに和やか描写から始まったかと思えば、本編はいきなりおっさんがビルの窓から放尿するというなかなかにぶっ飛んだ(いい意味で)始まったんですが、実際に将棋をさすシーンでは、とにかく「熱い」の一言です。将棋を全く知らない私でも対局のシーンで入りこんでしまえて不思議な魅力を感じました。

そして、将棋界のことや棋士についても綿密な取材をしているようで、そのあたりの描写も楽しく「へぇ~棋士ってそんなことするんだ」なんて思いながら読んでいました。特に空気清浄機を出すシーンでは、なんだか笑えてしまいました。

そして何よりあいちゃんがかわいい。こんなJSリアルにいたら最高ですね。素直で良い子で家事もできる。

八一が甘やかしちゃうのもしかたない!!なんなら世の女性も見習って・・・なんでもありません。

 

まとめ

よんでみた全体の感想としては、十分人におすすめできる作品だと私は思います。

「将棋ものだから」と敬遠されそうですが、だまされたと思って読んでみるのもありだとおもいます。